2018-03-21 春虫 詩 気が触れるときはいつも 生老病死がうす青空を飛翔している わたしはただの春虫 あらがえないいのちも等しく丁寧に並べられて 誰かに数えられている それなのになんだかやけに春の発声が大きく淡く聞こえている このような季節を通っていった