2018-04-17 いのちが海を呼んだ 詩 砂粒数えてあそぶ 途方もない悪ふざけで生きてきた二人だけの果てしない海は真夜中 誰もいなくなってからようやく命がはじまる砂のトンネルを掘るうちに 世界は失われていく 気が付くと ひとり波の音をきいていた生まれてずうっと欲しかったものは ただの砂の塊 波の音がざあざあとしていた ひとり波の音をきいていた