わたしレンズ

ドラえもんのび太の宇宙開拓史という映画のワンシーンに、部屋の畳が他の星に繋がっているという描写がある。奇跡的に他の星と繋がったその穴は、だんだんとずれていき、やがて、ただの畳に戻る。このシーンがとてもすきだった。

 

わたしの精神はときどきどこかに繋がって、そちらの世界はとにかくひろい、ひろい、ひろい。わたしという存在は入り口に過ぎない。うまく言えないけれど、その精神世界から、わたしというレンズを通じてこちらの世界に投影されたものが「詩」になっているとおもうことがある。

 

気がつくと、いつも戻ってきている。

あと何回、そこへ飛び込むことができるのだろうか、と、おもうことがある。年を重ねて、すこしその頻度が減ったようにもおもう。いつか閉じてしまう、儚い。

 

 

amazarashiすきですか、すきです。