2018-08-30 未必の故意 詩 墓石に水が流れた、 おとうさんは欄干でクビを吊った、 ぬるいリンゴ水を欲しがった 入道雲はだいきらいだ、 おとうさん、おとうさん 低かった空は、とおくなって彼方だ、 屋根に三角、たわむ電線、 季節変わりの混ざりゼミ、 ひとがみんな、畑に立てられている野菜、 手首のうすい動脈をみているわたしは、 ガタン、立ち上がった朝