白日夢

寝たまま窓の外をみている
最期にみえる景色に微笑んでいる誰かに
こんな世の中にうまれてよかったと
出鱈目をぶつけたい

詩人じゃないくせにあいつは
4日も前に詩を書いていたらしい
いまようやく届いた詩を読んで
すこし微笑んだのはわたし

窓の外が燃えている
雲が羽を広げた鳥
今から
どこか知らない場所へいく